LGBTの6割はいじめを経験している話

LGBTいじめ LGBT

LGBTの抱える問題はいくつかありますが、LGBTのいじめ問題は深刻です。

三重県男女共同参画センターと宝塚大学看護学部の日高庸晴教授が三重県の高校生1万人を対象に実施したセクシュアリティに関する調査でLGBTの約60%がいじめを経験していることがわかっています。

LGBTであるという理由だけでなぜいじめられるのか。どのようにこのいじめ被害の現状解決していくのかを考えてみます。

LGBTのいじめ問題とは
  • LGBTの約6割はいじめを経験している
  • 生徒と教師がLGBTに関して無知であること、LGBT当事者がカミングアウトできない現状や当事者が「男/女らしい」という従来の考え方に当てはまらないことがいじめの原因として挙げられる。
  • 改善策として何よりも現状を知ることと生徒、教師ともにLGBTに対する認識の変化が求められる。

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LGBTの約6割が経験するいじめ

LGBTに対するいじめの具体例をいくつか取り上げます。

LGBTに対するいじめ
  • 無視・仲間外れ
  • 持ち物を隠される
  • ホモ・レズなどの差別言葉をあびせられる
  • 殴る・蹴るなどの暴行

LGBT当事者は「人と違う」「普通じゃない(異性愛ではない)」という理由でいじめを受ける実態があることがわかっています。

また学校の友人や同級生がLGBTについて不快な冗談を言ったり、からかったりしたことがあったかどうかを尋ねた別の調査では、当事者の84%がこれらを見聞きした経験があると答えています。

肉体的な暴力だけでなく、言葉による精神的な暴力によって、LGBT当事者はただ傷つくだけでなく、自己を否定し自殺に繋がるケースもあります。

LGBTに対するいじめの原因

いじめ原因

LGBTに対する主な理由として、LGBT側といじめ側の現状をみていきましょう。

LGBT当事者の現状

現役の高校生を対象に行われた調査において、LGBT当事者の約9割が誰にも相談できない現状があることがわかっています。

つまり、同級生や先生でさえもカミングアウトできず、孤立してしまっている状況があるということです。カミングアウトは相当な勇気のいるもので、思春期の学生にとっては難しいことでしょう。

当事者である僕自身も大学生になるまで、カミングアウトできずにいました。僕の詳しい話はこちらで紹介しています。

さらに心と身体の性別が一致しないトランスジェンダーの学生にとっては、身体の性に合わせた制服やトイレ事情を受け入れられない場合があります。トランスジェンダーの周囲の学生にとって、トランスジェンダーの学生は身体の性に合っていない行動や話し方に違和感を覚えてしまうのが現状です。

「人と違う」「従来の男/女らしさとは一致しない」からいじめの原因にされてしまいます。

LGBTをいじめる側の現状

同調査において、LGBTではない高校生の54%は「LGBT」「性的マイノリティ」の言葉は知っているが内容は知らない・言葉も内容も知らないと答えています。

また教師もLGBTに関する知識が不足しているという現状もあります。2017年には埼玉県蕨市の市立小学校の教師が「誰だオカマは」などとLGBTへの差別と受け取れる発言をしていたことが分かっています。

生徒・教師ともにLGBTに対して無知であることが原因でLGBTに対するいじめが蔓延してしまいます。本来いじめを止める立場の教師でさえもいじめに加担してしまう可能性があるのです。

LGBTに対して無知だから、悪気なくいじめになってしまうのがいじめの原因だと考えられます。

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ゲイの僕が体験したこと

ゲイ体験談

僕自身はゲイであり現在大学生です。

大学生になるまでカミングアウトできずにいましたが、大学の何人かの友達にカミングアウトをしています。

高校の頃は誰にもカミングアウトできずにいましたが、ただゲイっぽいという噂をたてられ「ホモ」と差別的に呼ばれることもありました

大学に入って一部の人にカミングアウトをしたのはいいものの、その友達はゲイ=オネエだと認識していて、戸惑われた経験があります。

またアウティング(僕がゲイであることを意図しない相手に伝えられてしますこと)をされた経験もあります。

どの経験も相手の知識がないことや僕が自信を持ってゲイとして生きられないことが原因としてあると思います。だから相手のことを責めたりはできませんが人として傷ついた経験をしたことがあるのは確かです。

僕は性格上、悪口を言われても「どうでもいいや!!」「なんとかなるでしょ!」

というタイプなので自分に言い聞かせて深く考えないようにしています!

LGBTいじめ問題の解決策

いじめ解決策

LGBTに対するいじめの根元は「無知」だと考えます。

LGBTに対する知識や理解がないからいじめに発展してしまい、当事者もいじめられるのではないかという不安からカミングアウトできない現実。

LGBTに対して「無知」であることから脱しないといじめはなくならないし、LGBTにフレンドリーな環境も作られません。

LGBTの知識を得るために必要なこと:教育

LGBTを知るためには学生にとって身近な「学校教育」が必要です。

現代日本の学校教育では、身体的な性を基準にした制服や、男らしさ、女らしさの押し付け、全体から逸脱する者への嫌悪などが蔓延しています。全ての生徒を同じ基準で一括りにすることで、教育者側は楽であり、「日本人らしい」人材を育成できます。

一方で教育が設ける基準に当てはまらない「個性(LGBT)」が排除される現状から「一個人の個性」を大切にできる教育にシフトしなければ、これからも、なんの非のないいじめ被害者を増やすことになります。

LGBTの知識を得るために必要なこと:発信

また、メディアや僕のような当事者が発信することもLGBTの知識に繋がります。僕は個人として微力ながらこのブログで発信を続けていきます。

あくまでも僕の意見です。

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LGBTのいじめ問題まとめ

LGBTの約60%はいじめを経験していて、ゲイである僕自身も差別的な言葉を言われた経験があります。

いじめの原因は主にLGBTに対して「無知」であることが考えられます。

いじめを少しでも解決するためにはLGBTに関する正しい知識を教育によって全体に広まることが必要です。また当事者としてもLGBTに関する情報を発信する必要性を感じます。

LGBTとして生まれてきて辛いと思う人がいなくなり、LGBTとして自信を持ってそれぞれの人生を幸せで自由に生きられる世の中になることを願います。

LGBTをさらに知るために

NHKで放送のドラマ「腐女子、うっかりゲイに告る」ではゲイである男子高校生をリアルに描いています。

ゲイの主人公はクラスメイトにゲイであることを知られてしまい、「気持ち悪い」などの言葉をあびせられるいじめられ自殺にまで追い込まれます。

ゲイの気持ちや葛藤、ゲイの日常生活に至るまでをリアルに描いたこのドラマはLGBTを知る上でとても良いドラマです。

LGBTの内面など深く知りたい方にもオススメできます!ぜひご覧ください!

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