
LGBTの権利とか、同性婚ってよく聞くけど、LGBTの方にとって何が問題なの?同性婚はなぜ必要なの?
LGBTってよくメディアで取り上げられるけど、イマイチ何が問題で、どんな苦労があるかわからない。そんな方に読んでもらいたい記事です。
・LGBTが直面する問題がわかる!
・同性婚の必要性がわかる!
そもそもLGBTとは何か、こちらの記事で紹介しています。
LGBTの約6割はいじめを経験している
2016年、LGBT当事者の意識調査によると、小、中、高校においていじめを経験したLGBTは全体の約6割にものぼることがわかっています。
いじめの内容は
- 差別的な言葉によるいじめ
- 衣服を脱がされる
などのいじめが報告されています。
LGBTの子どもは先生にカミングアウトできない現状や、同級生の理解が乏しいことから、いじめの相談ができない状況にあります。
子どもはカミングアウトできないという環境下でいじめを受けてしまうため、解決が難しい状況です。
同性愛者の自殺未遂率は異性愛者の6倍
ある調査によると
同性愛者の自殺未遂率は異性愛者の約6倍
であることがわかっています。
自殺の理由はこれだと明言することはできません。しかし、学生時代のいじめが原因であったり、誰にもカミングアウトできない閉塞感などが原因ではないはないかと考えます。
もちろん、異性愛者でも自殺未遂する人もいるので、同性愛者だけ特別な対策が必要とは言いません。しかし、教育面で何らかの対策をする必要があります。
同性婚ができないことによる問題

現在の日本では法的に同性婚が認められていません。
日本国憲法第24条に「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立」すると明記されています。
この文言を「結婚は、男性と女性の合意が必要」と解釈した場合、同性間での結婚はできないことになるため、同性婚は認められていないのです。
異性間と同じように愛し合っていても、同性カップルは法的に結婚できません。
では、なぜ同性婚が法的に認められる必要があるのでしょうか?それは
- 緊急時の権利
- 税金面での不利益
- 遺産相続
- ビザ問題
詳しく説明しますね。
緊急時の権利(病院にて)
パートナーが病気や事故で病院に運ばれた際に面会や手術の同意は法律上、家族にのみ認められる場合が多いです。医師の判断にもよりますが、パートナーは法律上の家族とは認められないので、面会などを断られる場合もあるそうです。
家族が病院に運ばれたのに、家族に会うこともできないなんておかしな話ですよね。
税金面での不利益
配偶者控除、健康保険で扶養家族扱いが認められないなど、税金面においても不利益が起こります。
遺産相続
パートナーが死亡した際の遺産を相続することが難しいです。
民法上の相続人は配偶者や子といった親族に認められ、パートナーは遺言がない限り、遺産を相続することは難しいです。
ビザ問題
パートナーが日本国籍でない場合、そのパートナーは日本に滞在するためにはビザ(在留資格)が必要です。男女のカップルが婚姻すれば、外国籍のパートナーは日本人の配偶者として配偶者ビザを取得できます。
しかし、同性カップルでは、同性婚が認められていないので、配偶者ビザを取得できません。
つまりパートナーと日本で生活することができなくなる可能性があるということです。
なぜ同性婚が必要なのか詳しく説明しています。こちらも合わせ確認してみてください。
まとめ
LGBTに関する問題は
- 学生のいじめが多い
- 自殺未遂率の高さ
- 同性婚が認められず、異性愛者と同等の権利を得られない
ということがわかりました。
生れながらにしてLGBTであり、LGBTになることを好んで(選択して)LGBTになった訳ではない学生が、LGBTであるということだけを理由にいじめられる。
異性愛と同じように、ただ人を好きになっただけなのにそれを否定されてしまい、異性愛者と同等の権利が得られない。
あなたはどう感じますか?
同性愛者は生産性がないから、問題は後回し?同性愛者に生殖能力がないから婚姻は認められない?
コメント